空調用や工場における製造ライン、熱処理工程の水冷式冷却塔(クーリングタワー)で使用される水の構造化により、配管の保守・延命に効果を発揮します。
熱交換器や充てん材、配管内のスケールを剥離し、付着を防止することで熱交換効率を改善。電気使用量の削減にもつながります。
従来の濃縮倍率管理とは違い、ブロー水の大幅な削減と薬品使用量を低減することができ、環境負荷の軽減につながります。
![]() スケール付着防止カルシウムやマグネシウムなどを主成分とするスケール(水あか)の配管内や熱処理装置・設備への固着を防止します。加熱により固形物として析出することを抑えます。 |
![]() 熱交換効率向上熱交換器内のスケールを剥離、付着を防止することで熱伝導効率の低下を防ぎます。熱交換器内に固着したスケールは、熱交換器を取出し薬剤洗浄や洗浄器具で削るなどメンテナンスに手間がかかりますが、エルセを導入すれば固着したスケールも軟化するためメンテナンスが楽になります。 |
![]() 排水管延命エルセ水の抗酸化作用が、配管の防錆、防汚につながることから、配管本来の寿命まで活用できると考えられています。配管の新規交換タイミングが想定しやすくなり、建物や設備の資産価値を計画的に維持することが可能です。 |
![]() 電気料金削減熱交換器や配管にスケールが付着することを防ぐことから効率的な熱交換や水の循環が可能になります。ポンプによる無駄な増圧がなくなるため電気料金の削減につながります。熱交換器に0.3㎜のスケール付着により消費電力20%UPというデータもあります。 |
![]() 水資源の節約水冷式クーリングタワーにおける従来の管理手法と異なり、ブロー水を大幅に削減可能です。排水処理水量も同時に削減することで、水資源の節約と環境への配慮を実現します。 |
![]() 薬品投入量の減少エルセで処理された水はスケールの剥離を促し、固着も防ぐため、スケール対策の薬剤の使用量を大幅に減らすことが可能です。また配管の防錆効果も認められているため設備への薬剤での負担を減少させます。導入先の中には薬剤を一切利用することなく稼働している冷却塔も少なくないです。 |
![]() 排水処理量の削減水冷式クーリングタワーの管理におけるブロー水を大幅に削減することで、排水処理量も削減。排水処理設備においてはエルセで処理させた水が活性汚泥へ好影響を与えている例も確認されています。 |
エルセを設置して1ヶ月で、熱交換器に付着していたスケールが殆ど剥離し、表面が見えるほど綺麗になっています。
設置1ヶ月目から更に39日経過してもスケールが付着していないため、剥離効果だけではなくて、再付着防止効果まで充分に得られていることが
分かります。
(写真上段)熱交換器の奥のスケールまで剥離して、熱交換器の壁面が露出してきていることが分かります。
(写真下段)スケールの剥離が段々進んでいることが分かります。
冷凍機の熱交換器の開放点検を実施いたしました。
チューブ内部、波型スパイラル状の部分にスケールが引きかかって、薄く滞留していましたが、非常に柔らかく、コロイド状になっていたので、洗浄器で水をかけるだけで綺麗に落ちました。
普段は水が常時循環し、コロイド状のスケールも結晶化せずに循環するので、設備の熱効率に悪影響はないと判断します。
2013年4月17日にエルセ装置を設置し、薬剤をカットして運転。8月7日から電気伝導率による自動ブロー装置を停止して、1回/月の手動ブローを実施。
結果としては、H24の8月~10月までの水道使用量が1121㎥でしたが、エルセ装置設置後のH25年の同じ時期は236㎥まで減り、3ヶ月で885㎥の水が削減できました。
薬剤コストは100%削減。2013年4月下旬にエルセの運転を開始し、600RTの冷却塔4台のスケール防止剤を100%カットして運転しています。
2013年8月から自動ブロー装置をOFFにして運転をしていました。8月~10月までの水道使用量が前年度の同じ時期の使用量に比べて、885m2減っています。東京都の上下水道料金は750円/m2なので、3ヶ月間の削減コストは885㎥×750円/m2=663,750円となり、年間の削減コストは、663,750円×4=2,655,000円と想定されます。
エルセ設置による、水の成分変化はほとんどありません。
目視ではエルセ設置後のスケールのほうが、粒子の細かな結晶になっていることが確認でき、電子顕微鏡においても、結晶の大きさが細かなものであることが確認できます。
エルセを通過した水は、スケールが、成長しにくく付着しにくくなります。
他